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柴草玲(しばくされい) Tango de SA-GE-MA-N.

肝だめし終了報告

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観ました、
『アンチクライスト』。

とにかく衝撃的だ衝撃的だ、との前評判にびびって、
なかなか足を運べなかった作品ですが、
確かに、
そ、それは痛いよぅ…なシーンは随所に出て来ましたが、
気分が悪くなったりはしませんでしたし、
夫婦の力関係が逆転してゆくところなど、
もっとだ、もっと行け、シャルロット〜!!
と思うほどで、物足りないくらいでした。

とにかく、男と女の喧嘩は、ここまで徹底してやると、
やり切った感があるのかもしれません。
命は失いますが...。
そして、男と女の間には、永遠に深くて暗い川があるって事でしょうか。
ロウ アンド ロウ…

宗教的な意味は不勉強ゆえ、ちょっとわかりませんでした。
もしご覧になった方いらしたら、解説してくださったら嬉しい。
(パンフ買わないで帰って来ちゃった)

あと、考えてみたら、幼子役を除いて、登場人物二人だけなんです。
ウィレム・デフォー、シャルロット・ゲンズブール、すごいと思います。

そして映像はさすがにきれいでした。
タルコフスキーに捧ぐ、なんて最後に出ていたなあ。


しかし、観客の女子率があまりに低いのが意外だったな。
そして、おじさま方はほとんど、エンドロ―ルが終わるまで、
席をお立ちになりませんでした。
映画好きな方々だったのですね。
あるいは心に砥石を打ち込まれてしまった?

上映前は、てっきりシャルロットの秘部目当てなのかと思っていましたが、
よこしまなのは私の方でした、
申し訳ありませんでした。

それにしても退場時、みなさま浮かない表情でしたね。

お気をつけてお帰りくださいね。
by reishibakusa | 2011-03-10 23:14