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柴草玲(しばくされい) Tango de SA-GE-MA-N.

ノエル12記録:Ⅷ〜ビジュアルを振り返る〜"お衣装と幻の縦ロール"



明日はひとつ打ち合わせの予定があるはずで、
それが一応、今年の「仕事納め」的なものなのだけれど、
具体的な連絡がなかなか来ず、このまま放っておいたらどうなるだろうか、、、
と、ふと思いつつも、念のため、
「明日わたしは何時に何処へ行けば良いでしょうか?」
とメールを送ろうとしたら、
「何時」が「汝」に変換されて、脱力しました。

。。。。。。。。。。。。。


ほんとにもういいから、、、という声無き声が多方面から聞こえて来る気もしますが、
まだ続けます、セルフレポ。


今回はお衣装。
まず、メインで着ていたドレスは、
「さげまんのタンゴ」の映像でも大活躍してくれた純白のウェディングドレスを、↓



自分で染め直したものです。↓

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当初は、ドレスで登場して、何らかのアクションのあとの後半は、
シュミーズ+ドロワーズ+コルセット+自家製クリノリン姿になろうと思ったのですが、



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(※イメージ)

構成が具体的になるにつれ、ドレスを自分で瞬時に脱ぐのは難しかったり、
(後ろが編み下げ?紐になっているので、自分で着るのも無理。
 当日はまきのさんが着せてくださいました)
いろいろと問題点があり、だんだんと方向が変わって行きました。

で、最終的には手持ちの黒ジャケットの袖を詰め、
古着のペチコートのレース部分を切って縫い付けたもの、↓



ノエル12記録:Ⅷ〜ビジュアルを振り返る〜\"お衣装と幻の縦ロール\"_e0029132_226965.jpg



と、やはり手持ちのサーキュラースカートの裾に、
家中にあった、ありとあらゆる黒レースがついた服をざくざく切って縫い付けたもの、↓


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を、ドレスの上に着用→後半で脱ぐ、となりました。

ドレスは、黒く染まる予定だったのですが、
染め粉が足りなかったらしく、グレーのような、紫のような色合いになり、
さらに、むらがあったりチュールがやぶれたり、と、
なかなか粗末な感じになってくれて良かったので、
あとは、スパンコールなど、余計なものをいっさい取り去り、採用となりました。

上にジャケットを羽織ってみたらば、全体のフィット感も素晴らしく、
また、襟ぐりのレースがちょうど、
中にブラウスを着ているかのような、しかも時代がかったニュアンスになってくれたので、
大変気に入りました。


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サーキュラースカートというのは、
バサッと広げると円形になる、布地が相当たっぷりとしたスカートなのです。

レースを縫い付ける作業が結局本番前日になってしまい、
それでも、根気よく手で縫い付けていたのですが、
これでは準備が全然終わらない、、、しかも、仕込みのハイライト、
「自己との会話の映像自分撮り」が間に合わないじゃん!と気付き、
途中から安全ピンでがんがん留めて行きました、、、が、
安全ピンもやがて底を尽き、
最終的には「ホッチキス」で仕上げました。
生地が薄くて助かった。

「自己との会話」映像録り、
これ、日程に余裕をもって撮っておけばいいのに、と毎年思うのですが、
どうも、前日の夜明け時くらいが、一番臨場感が出る気がするんですよね、、。
言葉も、撮る直前に出て来るものをあえて推敲しない状態で。

それでも、来年はもうちょっとやり方を考えようかな。
体力的に。

で!
今回、特筆したいのは、このドロワーズ。↓


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女が男に色仕掛けする際、ドレスをまくって足を出したら、
ドロワーズと白タイツが見える、という風にしたかったのですが、
実際は、ドレスのボリュームがあり過ぎてうまくまくれず、
きっと、お客様には足元があまり見えなかったと思います、、無念。

しかしおかげで今回、ロリータ系のお店にずいぶん詳しくなりました。
このドロワーズは、おそらく次の夏の部屋着、もしくは寝間着として、
多いに役立つのでは無いかと思います。

そして、登場しなかったけれど、
一応準備していたのが、縦ロールの付け毛。


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おかっぱヅラと組み合わせたかったのですが、
なんかうまく行かなくて、却下となりました。

そもそも、今年の春くらいに、
ヴェルサイユ宮殿で開催されたらしきCHANELのショーの映像を観ていたら、
「短めのおかっぱヅラ+後ろにひとつに束ねたモデルさんの地毛」の組み合わせが、
すごくかわいかったんですね。
で、そんな事をやりたかったのですが、どうもイメージ通りにならなくて。
改良を重ねて、またいずれかの機会に持ち越したいと思います。


ちなみにチェロの四家さんの衣装ですが、事前リハの時、

「以前確か、丈の長いジャケットの黒スーツ着てらっしゃいましたよね」
「ああ、ありますね」
「あれ、いいと思うんですけど、いかがですか?」
「うん、あれで行きましょうか。あの服、エロ神父って言われてるんですよ」

という、
十数秒の会話で、即、決定となりました。
(さらに当日、会場入りした時そのまんまのセットしていない髪型&かけてらした眼鏡、
 で、それがいいです!それでぜひ!!とお願いしました)


衣装の事を考えるのは、もう本っ当に楽しいです。
"ざんげ台"のカーテンも含め、今回は手持ちの服をずいぶんほどきましたが、
真新しい布よりも雰囲気が良いんですよね。

しかし、縫製手段としてホッチキスはどうなのか。
来年はミシンを導入しようかな。
、、、でも、とても苦手なのです、ミシン。

下手でも手縫い、という作業が、やはり自分には向いているような気がします。
by reishibakusa | 2012-12-27 23:17 | *婦人・ド・ノエル2012記録