また新しく映画配信サイトに加入してしまった。
システムがよくわからないながらも、
ひとまず、”見放題”だったので、
軽い気持ちで、ずいぶん久しぶりに「ノッティングヒルの恋人」を観る。
ロマンチックだし、ファンタジーだし、
思いがけず、「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵が若い頃の姿も拝めたし(チャラい役なのがまたナイス)、
すっかりいい気分になっていたら、
ほんのちょっとしたシーンで急に興冷めしてしまった。
それは、
ストーリーには特に関係の無い”日本人ビジネスマン”が小ネタにされている、
ほんの一瞬のシーンで、
以前はおそらくたいして気にもならなかったかと思うのだけれど、
今日はなんだかダメだった。
感動のラストまで一応観たけれど、
心が動かなくなってしまった。
そういう時もある。
で、そのままではちょっと残念なので、気分直しに、
これまた”見放題”で、以前から気になっていたのに未見だった、
「グロリア」を観る。
そしたらもう、静かに激しく大感動してしまって。
やみくもに拍手を送りたいような気持ちになって。
良かった、心は存分に生きていた。
主演のジーナ・ローランズが、
とうが立っているところが重要なのよ、と自分は思う(それでも十二分に美しいけれど)。
贅肉が少しついた身体に、
上等のスーツとハイヒールがもう、様になること、なること。
今日からわたしは、
心身のすみっこに、ジーナ・ローランズ様に居ていただくことにする。
それにしても、
”自分以外に命をかけて守りたい存在”に、
つい、憧れずにはいられない。