2006年 01月 30日
踊る宅録。〜12〜
少なくとも、進んではいるわけで。
今日は、急にどか〜ん!と肉を食べたくなり、
夜、一人で高級ステーキ屋さんに行く。
となりのテーブルで、
初老の男性と、20代後半くらいの男性が二人、
向かい合っている。
どうやら、お医者さん同士らしい。
ベテラン先生と新米先生、と言ったところか。
二人とも話す事が無い。
人の良さそうなベテラン先生が気を使って、
フランス人の英語の発音のひどさについて、から始まり、
耐震強度偽造、靖国神社参拝、
ホリエモン、一人暮らしにおける野菜不足、
と、いろいろ話題にトライしてみるが、
新米先生が全く喰い付かない。
よく話を聞いていると、
どうやらベテラン先生も、一人暮らしであるらしい。
妻に先立たれ、一人の食事も味気ない、
たまには若手の先生でも誘って、と思ったのだろうか。
そんなふうに想像(あくまでも想像)したら、
だんだんやるせない気持ちになって来た。
お前、もうちょっと気を利かせて話つなげてみろよ、
と新米先生に対して、イラつきさえした。
そんな夜。
オチは無し。