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柴草玲(しばくされい) Tango de SA-GE-MA-N.

東京杉並17



眠っていても、
揺れるほんの直前に目を覚ます事ができるようになったらしい、
自分。

すっかりツイッターウォッチャーである。
なんとも独特のつながり。
役に立つ情報もいろいろある。
そして、必ずしもみんながみんなつぶやいている、
というわけでは無いのですね。


それにしても、
こんな事態でも人はやっぱりそれぞれ、という事なんだろう、
当たり前だけれど。

元気、笑顔で行こう、に励まされる人はきっと多いけれど、
それが脅迫的に響いてしまう性質の人だっている。
音楽に癒される、今こそ音楽を、という人もいれば、
震災以来音楽が聴けない、という人も。
感情すら麻痺している、また本能的に麻痺させてしまっている人もいるだろうし。
唯一の趣味の映画が観れなくなった人もここに一人いるが、
ちょうど節電の折、そんなんはまあしばらくは良いとして。


で、反感も承知で書くけれど、
「買い占め」という言葉はどうなんだろうか。
確かに自分も店に群がる人々と、空っぽの棚を見たけれど、
みなさん特に買い占めようとしていたわけでは無くて、
ほとんどは、大変だ、あれ買っとかなきゃ、とつい各店に押し寄せてしまった、
という事なのではないだろうか。
子どもがいる家だったらなおさら。


レディオベリーフロアーのテレビで、
買い占めに対してヒステリックに声を荒げている熟年男子コメンテーターを見たけれど、
妙な違和感もあった。
このお方、スーパーで自分で実際お買い物なんてするんだろうか、
ひょっとして、
日頃のやり場の無い何かを、
ここぞとばかりに「買い占め」という言葉にぶつけていませんか?と。

タレントの誰それが買い占めに激怒〜
とかいう見出しを見ると、
ほんとに現場を見たのだろうか、
と思ってしまう。

実際、不届きなヤカラも多数いるのかもしれないが、
やっぱり言葉が良くないような。


先日のイヌラジ収録の日以来、
あの日はちょっといろいろ悲しくて、あまり考えられなかったんだけれど、
ずっと頭にある事のひとつ。


ただ、いっせいに買い物をした事で、
物資が現地に届かなくなってしまったのは事実なのだと思うから。

私は、そう言えばドラッグストアで、
ほとんどまわりに注目されていなかった「耳栓」をひとつ買いました。
私にとっては、耳栓、かなり大事。


耳栓はともかく。

不安過ぎて何が不安なのかもうわからなくなって来た、
という人が、
せめて早くお風呂に入れるといい。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

親が買い過ぎたトイレットペーパーを、
みっともないからって、子どもがお店に戻しに来たというエピソードを、
ツイッターで読みました。
えらいぞ、子ども。
by reishibakusa | 2011-03-24 11:30