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柴草玲(しばくされい) Tango de SA-GE-MA-N.

1936年生まれのひと


むしろ自分より何もかも若い、と思った。

楽しみにしていた横尾忠則公開制作。
約3時間、黙々と絵が描かれるのを、黙々と観ていただけ。
心からおもしろかった。

大きいキャンバスに広がってゆく予測できない線や色も、
絵筆を持っている手も、持っていない方の手も、
その背中から何から、身体の細部、気配に至るまで。

芸、のつくあらゆるものは、
とりあえず、生活の何の役にも立たないのが基本だと思うけれど、
いや、そこここで急きょ「上を向いて歩こう〜♪」とか特に否定もしないけれど、
今日のあの姿なら、
心に精がつくのでは、と思った。

目の前で、真剣に遊んでいるだけ。
捨て身で挑んでいるだけ。


最前列で観たぞぅ。
一瞬、目が合った(自慢)。
何か、あやかれるかなー。
by reishibakusa | 2012-02-12 21:48