2006年 01月 28日
踊る宅録。〜11〜
なぜかなんとなくぼんやりしていた一日。
作業は、ほんの少し。
とりあえず、明日のイヌラジ収録のために、
小唄をひとつ作る。
『ごめんなさい』と言うタイトルになった。
ふと、ある詩集を読みたくなり、
引っ張り出す。
これは、昨年始め、私の曲『会話』の新聞記事を見たと言う東京在住の女性が、
元所属事務所に送ってくださったものなのだ。
『会話』にも、
そしてこの詩集にも、
戦前、戦中の時代に、思想犯として投獄された肉親がそれぞれ登場する。
送ってくださった女性ご本人によって書かれた何編もの詩は、
圧倒的にリアルな力を持って、
ぎしぎしと食い込んでくる。
そう言えば表紙が素敵だな、と思って、
画家の名前を調べてみたら、
日本における木版リトグラフの第一人者、と言う事なのであった。
河口湖の方で、展覧会をやっている。
今、小旅行したい衝動に、
ものすごくかられている。