柴草玲(しばくされい) Tango de SA-GE-MA-N.

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着付け教則セット

ある程度自分でパリッと和服を着られる中年女子になりたいと思い、
最近、着付け教本とセットになったDVDを観ながら、
手持ちの普段着物で、ヒマな時に自主練している。

長襦袢と、着物そのものを着る所まではなんとかそれらしくなるのだけれど、
帯がまだ、全然上手く結べない。

DVDの中で指導&ナビゲイトするのは、着物学院の偉い(多分)先生。
着付けを実践するのは、たまたまカメラ映りの良いお弟子さんなのか、
もしくはそこそこ自分で着られるモデルさんなのか、
とにかく、きれいな若いお嬢さんだ。

品の良い貫禄がみなぎる先生の口調は終始穏やか、
穏やかではあるけれど、
時折、ピシッと厳しさが混じる。

「はい、いいですよ、そしたらそこで一度タレを上げて、、、、
タレを上げて、、、、アゲテッ。」
と、この場合、
カタカナ部分の”アゲテッ”が、
さりげなく怖い。

”アゲテッ”の瞬間に、
着付けを実践しているお嬢さんの、
アップになっている白くて細い指先にあきらかに緊張が走る。
秘かにおろおろと、
それでも彼女は気丈に、先生とカメラの前で、
一人プレッシャーに耐えるのだ。

彼女は、DVDの中で一通りの着付けと帯結びに奮闘し、
教本の中でも、もう一人のモデルさんと共に、
かなりのページ数、登場している。

なのに、
それなのに、
表紙写真で微笑むのは彼女では無くて、
もう一人のモデルさんの方なのだ。

それは無いよぅ、
と思うほどの事では無いのかもしれないけれど。



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(これはアンティーク着物。)
by reishibakusa | 2007-02-20 00:40